この記事を書いた人

ペンネーム:ひらおか
プロフィール:私自身が仕事や人間関係で失敗を繰り返しており、一時は引きこもり状態になっていました。
何が原因なのかわからず、両親の養育態度が悪かったせいなのではないかと思って両親を責めたりもしました。
最近になって、発達障害が原因だったことがわかり、納得できました。

本当の原因は発達障害だった!

仕事で何をやってもうまくいかない

落ち込む

あなたは、仕事をするにあたって、何をやってもうまくいかないと感じていませんか?

みんなと同じように仕事を頑張っているつもりなのに、なぜかミスばかりしてしまう。
一生懸命、上司やお客様の話を聞いているつもりなのに、意味を取り違えてしまって、後で怒られる。
細かい作業をしようとすると、不器用でうまくできないし、異常に時間がかかってしまう。

きっと自分の努力が足りないんだと思う。
そして、家に帰ってからも勉強をしたり、イメージトレーニングをしている。

それなのに、何年たっても同じようなミスをしてしまう。
職場に後輩が入ってきても、指導どころか自分の仕事すら満足にできておらず、逆に後輩にバカにされてしまう。

そんな風なので、職場ではまったく評価されず、窓際に追いやられる。
最悪の場合、クビになってしまう。
職場を変えても、職種を変えても、同じことの繰り返し。
どうして自分はダメなんだ!

と悩んでいませんか?

人間関係でも失敗を繰り返す

あなたは、仕事や、プライベートでも、人間関係で失敗ばかりしていませんか?

飲み会で上司に言いたいことを言ってしまって、場をしらけさせたり、先輩から注意されたり。
暗黙の了解が理解できず、空気の読めない発言や行動をしてしまい、笑われたりバカにされたり。

自分では普通に振る舞っているつもりなのに、どこに行ってもバカにされ、ナメられてしまったり。
そういう自分を変えようと思って、あえて積極的に人と関わろうとしては、失敗を繰り返す。

仲良くしたいのに、嫌われてしまったり、仲間はずれにされる。
自分がその場に入っていくと、すーっと人が引いていく。そんな疎外感を、ずっと感じていませんか?

そして、誰とも親密な関係を持てず、孤独を感じていませんか?

両親の養育態度が原因ではない

あなたは、多分、そういったことになった原因は、両親の養育態度が悪かったせいだと感じたでしょう。

これは、多くの人がおちいる誤った考え方の罠です。
少し前になりますが、「アダルトチルドレン」という言葉が流行した時期がありました。

これは、もともとは、アルコール依存症の親がいる家庭で育った人を呼ぶ名前でした。
その後、家庭に問題があり、虐待やネグレクトを受けて育った人についも、そう呼ぶようになりました。

そのような問題のある家庭で育つと、自分に自信が持てなくなり、成人後に問題がたくさん起きてくる、という概念でした。
もちろんそういったことは事実であり、大きな問題ではあります。

しかし、「アダルトチルドレン」は、社会生活のなかで改善ができるものです。
頑張っても頑張っても改善しない問題は、「アダルトチルドレン」ではないのです。

そこを勘違いして、自分の問題を両親の養育態度のせいだと思い込んでいると、ドツボにハマってしまいます。ここで、考え方を変えましょう。

まとめ

仕事での人間関係の失敗をよくする場合は、これは発達障害を疑ってみると良いかもしれません。

何年努力を続けても改善されない問題は、あなたの「先天的なもの」「持って生まれたもの」です!
それを、親の養育態度などの「生まれた後の環境」が原因だと間違った思い込みをしていると、解決できません。

そして、あなたが抱えている問題の本質は発達障害です。発達障害には、自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動性障害、学習障害の3つがあります。
自閉症スペクトラム障害の特徴は、円滑なコミュニケーションができないこと、こだわりが強いこと、感覚過敏です。

注意欠如・多動性障害の特徴は、そそっかしくミスが多いこと、衝動的に行動してしまうことがあることです。
学習障害の特徴は、計算、読み書きなど、特定の学習に困難があることです。
これらの障害は努力によって完全に改善できるものではありません。

生まれつきの障害なのですから、特性に合わせた生活の仕方を学んでいくしかありません。
あなたはきっと、ずっと努力をされてきたのでしょうから、このことを受け入れるのは大変かもしれません。
でも、ぜひ一度、各都道府県に設置されている発達障害者支援センターに問い合わせをしてみてください。

担当の方が親身に相談に乗ってくれます。
地域によっては、無料でIQ検査をしてくれたりもします。

発達障害のある人は、かなり特異なIQの数値の出方がするので一度試してみると自分を知ることができますよ。
専門の病院にも紹介してくれるので、正式な診断を受けることができます。

診断が出れば、障害者手帳を取得できますので、支援を受けたうえで適切な仕事を得ることもできるでしょう。
発達障害であるという自覚があれば、人間関係でのトラブルも減らすことができます。まずは検査と診断を受け、自覚することがスタートラインです。

ぜひ、思い切って相談をしてみてください!
そこから、新たな人生が開けることでしょう。

これまでずっと無理をしてこられたでしょうから、肩の荷が下りるはずです。
自分ひとりで悩むのはやめて、福祉を頼って生きましょう。